今、伝えたいこと
私は仕事柄よく、子どもたちに「夢はなんだい?」と聞きます。
そうするとたいてい
「早稲田に入りたい、慶應に入りたい、阪大に入りたい」とか、「誰もが知ってる有名な会社に入りたい。住友に入りたい、とか起業したい、とか役所に、警察に、消防に、就職したい」と言います。そして私は答えます。「それは手段であり、夢ではありません。君の夢はなんだい?」と。
そしたら「〇〇と結婚して幸せな家庭を築きたい」とか「もっと携帯で便利になる世の中を作ってみたい」とか「綺麗になれる化粧品を作ってみんなを幸せな気分にしたい」という答えがでてきます。
そう、それが夢だ。
私の夢を語りたい。
「この街の子どもたちをみんなで育てて、この街に生まれてよかったと心底思ってもらいたい。そしていつか子どもたちがこの街に帰ってきて、みんなで街を想って経済的に余裕を持てる循環社会を作り、この街の困っている人を助けて、この街の皆が主役の街を作りたい。この街にもっともっと誇りを持ちたい。」
それが私の夢であり、ビジョンです。
そしてみんなが、家族や友人はもちろん、街を大切にする、そんな街を作りたい。
夢とは、抽象的になるんです。
そこから、どれだけ具体化できるかが我々大人の役割と責任です。
私は一般的な家庭で生まれました。
決して経済的に恵まれてもなければ特別なことをしたこともありません。
それでも親には感謝しています。
なぜなら、この街に感謝と誇りを持てたからです。「この街に生んで育ててくれてありがとう」心からそう言えますから、この街を愛しています。
私に、この街の夢を見せてくれたのは、徹先生でした。
私はまだ学生の時分、「社会や街のために努力するなんて意味が分からない」と思ってましたが、徹先生の街を想う演説を聞いて、心臓がドクンドクンと高鳴ったことを覚えています。
徹先生は、政策では主に、街自体のことは福祉と経済に重きをおいていました。
衆議院議員選挙ですのでもちろん国の政策を全面的に出されていましたが、それが、徹先生の街を思う信念だったのでしょう。「弱い者を助けたい」「ここには可能性のある人や会社がたくさんいる」と言われてましたから。
そして、人を想える方でした。
人とは、家族やご自身に関わる方だけではなく、この国をつくってくれた先輩方に、本気で。
徹先生は、靖国神社にいつも参拝されてました。
靖国神社に参拝することは政治家にとっては外交リスクにもなり得るという意見もあります。
でも、行っていた。
それは、この国を創ってくれた先人に対する感謝と敬意。この国をつくってくれた偉人たちへの恩義です。
私も、ぶれずにそうありたいし誰に何を言われようと絶対に曲げれません。
私も心底、徹先生のようにかっこよくなりたかったと思います。
私は今思います。
もし、私はできずとも、この志を理解しくれる人にこの街を任せたい。
それが、私の今の精一杯の、街に対する恩義です。
私の想いは、誰かに脅かされたり説得されてどうにかなるものではありません。
それを、強く表明したいと考えます。